2012年8月15日水曜日

作品の講評会



和歌山ビッグ愛にて作品の講評会を行いました。

今回の講評会では夏を連想させる作品や意表をつくアイデアとセンスが融合された作品など、見ていて「おもしろい!」と感じさせる写真が目白押しでした。


写真上:前田 春美
向日葵が咲き終えた後の枯れ果ててゆく姿に美を見いだしています。地表へ向けて撓垂れる色と形から生命の悩ましい哀愁を感じさせてくれるのではないでしょうか。曇りがちの背景も作品の表現とよくマッチしており、無駄な隙がなく明快に伝わります。


写真下:馬場 利之
人が少なくなった砂浜が舞台。そこに積み重ねられた浮き輪が、まるでスイーツのように見えてしまいますね。少しアンバランスな形状の被写体が何故か不思議と目を引きつけます。掲載写真はトリミングをしていますので、できれば撮影時にもう少しクローズアップしたものも撮っておくとよいでしょう。



講評:西山武志