2011年8月1日月曜日

作品の講評会(6月・7月)

今回は6月のD1グランプリと7月のモデル撮影会の2回分の講評会を行いました。

こちらのブログに載せられないのが残念なくらい、たくさんの良作と迫力のある作品に恵まれました。
それらの中から少しだけですが写真作品を紹介します。




D1グランプリ写真上:野上 博
雨で濡れた路面の中、派手な黄色のレース車両を流し撮りすることで、画面から車が浮き上がったように見えるシンプルな写真が好印象。タイヤから迸る水しぶきも重要なポイントになっています。




D1グランプリ写真下:中山 意志男

横滑りしながら走る2台の車が、ギリギリのラインで競り合う瞬間を撮影。押し出されるようにコースアウトしたマシンをベストなアングルで写真に撮っています。作者が自分で選んだ撮影場所のポジションも的確で、タイヤから砂を巻き上げているところもちゃんと写っています◎




モデル写真上:福島 淳二
新しく入ったメンバーですが、撮影のテクニックは十分な水準にあると思います。モデル撮影の構図にもまとまりがあり、スッキリとして見やすい写真になっています。できれば画面全体の四隅に窮屈感があるので、もう少しだけゆとりを持たせると、より安定感のある作品となるでしょう。



モデル写真下:久保 勉
こちらの作品は、モデルの特徴的な髪の毛のラインと背景のカラフルな色合いを上手に組み合わせている作品です。一見、ポップで可愛らしい雰囲気の写真ですが、さりげなく狙い所をしっかり押さえているように感じます。




講評:西山武志