2014年8月15日金曜日

8月の講評会

いつもニコニコのらくらく写真教室です(o・ω・o)g
先日の台風も過ぎ去り、夏真っ盛りとなってきました。

今回の講評は7月に滋賀県の湖北にて撮影された生徒さんの作品を見てみたいと思います!!


教室の講評会では面白い構図で撮影された風景写真などもありましたが、アクセントの効いたこちらの写真をピックアップしました。
物静かな黄色い百合の花と、さりげなく見えるピンクの花びらが素敵です。撮影会では背景をシンプルになるように練習することが焦点となっておりましたが、その辺りも低めのアングルで美しく処理しています。
集中力を保ちながら熱心に被写体を探していた姿もGOODでした。


こちらは夏の風物詩である風鈴のお写真。
光沢のある、まあるい表面に人物の姿や景色が反射されて映り込んでいることで見る人に辺りを想像させる面白さがあると思います。
写真は写した物が現実として残りますが、それゆえに今にも風鈴の音が鳴りそうで風が吹いている現場の状況が見えてきそうですね。
画面の左側がやや窮屈ですが、揺れている風鈴の躍動感と赤と青でまとめた配色には作者の個性が現れている良い作品だと思います。



写真教室に入校されてから1年を過ぎ、今もコツコツと練習をされています。
このところは巧に写された写真が随分と増えてきました。百合の花と望遠レンズのボケによる光臨のゆらめきが季節や時間の流れを物語っている気がします。
こういった繊細な表現に磨きをかけることで作品には命が宿りますね。
あと、この作品に関しては、カラーではなくモノクロの写真表現を選択したことで、より感慨深い作品に仕上がっている点も高く評価できます。



らくらくの撮影会では風景や造形にスナップまで、いろんなところへ出掛けています。
写真を始めてからキャリアはまだ浅いのですが、講評をしていると構図に秀でたものをたくさん見かけるようになってきました。
風景写真作品はとくに被写体に頼る割合が高く、誰が撮っても同じようになってしまい、ほとんどが絵はがき写真になってしまうのですが、この作品は風景写真ながらも、ここに行ってみたいと思わせる夢を感じさせます。
きっと僅かな構図の変化によって無駄なものを写さない努力を施した結果でしょうね。


さて、今回も面白い写真から美しい写真まで様々でしたが、次回は水族館等で屋内を中心に撮影会をいたします。

はたして、どんな被写体を撮れるのか今から楽しみですね!!