2012年3月14日水曜日

講評会と年間テーマ



3月の講評会を行いました。

2月の撮影会が中止となりましたので、今回は過去に撮影されたものや各々が自由に撮影した作品を持ち寄っての勉強会になりました。
また、次回のRPC写真展では従来の自由作品に加えて、教室一同でひとつのテーマにそった作品を制作して展示をしようと試みています。テーマの大綱は決まりましたので、徐々に形になればいいなと考えています。

そして、今回の授業に見学できてくれたBさんがRPCの新しい仲間に加わっていただける予定です。仲良く写真を撮っていきたいなと思います!


以下は写真の寸評。


写真上:浪床 和義
ビルの屋上付近から見える空を背景に、人工的なオブジェや木々を上手に切り取っています。緩やかに動きを持たせた構図と少し憂鬱なイメージ、さらに水色がかった青い空が写真に独特な静けさと世界観を見事に構築させています。


写真中:武田 言行
菜の花の中心をマクロレンズで撮影。被写体を大きく見せ、肉眼では見ることのできない世界を写真に写しています。力強い構図と黄色い花びらに包まれた明るいイメージが見るものに元気を与えてくれるようです。

写真下:中山 意志男
暗がりに張り詰められた蜘蛛の巣を斜めの位置から撮っています。細い糸にあたって分光された光が一際美しく、浅めの被写界深度も単調になりがちな写真に深みを齎しています。


講評:西山武志